異文化間理解のための事業を展開している株式会社七海インターナショナルです。
本日も七海通信にアクセスして頂きましてありがとうございます。
今回の話題は、日本文化 外国人向けオンライン風呂敷講座 8月上旬1日目についてです。
地方から帰京してすぐに外国人向けオンライン風呂敷講座を開催しました。
外国の方が日本文化のひとつである風呂敷文化に興味を持っていただけることは大変うれしいことです。
今回のご要望はオンライン(ZOOMを利用)を通して行う風呂敷講座で2日間講座でした。準備にも自然と気合が入りました。
1日目は、箱を包むことを中心に風呂敷の使い方の基本的なこと、そして「ひとはなぜ包んで結ぶのか?」ということに焦点を当てた講座を開催しました。
パソコンの画面を通して時折驚きの声が聞こえてきました。
「日本文化は奥が深い」「風呂敷は便利なだけではなく、相手を想う心もある」「自国にはない文化で更に日本に興味を持った」という感想。
一方「日本人は相手のことを考えることに疲れないのか?」というコメントも頂きました。
このコメントを聞いて風呂敷を通して、自国とは違った物の考え方をする人達、異文化=文化習慣の違いを発見して頂けたようです。
「良いのか悪いのか」「好きか嫌いか」については受講生それぞれの主観的なご意見は、各個人の「思うが儘に」自由に表現し、感想・ご意見を第三者へ伝えて頂きたいです。
外国人対象の日本文化講座を開催する先生の方々にも、この文化的な思考方法の違い等、このセンシティブな点に注視していただきたいと感じることもあります。
「これが正しい考え方である」「日本人は素晴らしい」との声は、日本文化や日本に対する「愛情」そのものだと理解していますが、受講生(受け取る側)にとって、空回りして「日本文化の押し付け」にならないことを願っています。
今回の外国人対象の風呂敷講座1回目を通して、もっとも強調すべき点は「そういう考え方を持つ人達もいるのだ」という気づきを投げかけることができたことに意味ある講座だったのではないかと手前味噌で大変恐縮ではありますが終了後の感想とさせていただきます。
私は何度も様々な媒体で申し上げて参りましたが、再度記載させて頂きます。「風呂敷はコミュニケーションツール」のひとつでもあります。
外国人向けオンライン風呂敷講座を通して異文化間理解・相互理解が深まりますことを願っています。
書いた人:土肥原くに子