異文化間理解・異業種間理解・異世代間理解の推進事業を展開している株式会社七海インターナショナルです。
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今回の話題は、日本語・国語 性格を表す言葉についてです。
人の性格を表す言葉はいろいろあります。
話し方や書き方によっては相手を批判しているように受け取られてしまうこともありますので注意しましょう。
また、日本語や国語の文章問題(読解問題)で筆者がその人のことをどのように思っているかも理解できますので、是非参考にしてみてください。
<Aグループ>
思いやりがある
機転がきく
人懐っこい
お人好し
おとなしい
責任感がある
明るい性格
優しい
用心深い
控えめ
辛抱強い
上記のAグループの人の性格を表す言葉は褒める(好意的な)時に使われます。
しかし、下のBグループの言い方や書き方をすると悪口を言っている又はあまり自分はその人のことをあまり好きではないというように受け取られてしまうこともある例をあげてみます。
<Bグループ>
わがまま
無神経
無責任
するい
暗い人
しつこい
出しゃばり
意地が悪い(いじわる)
愚痴が多い
泣き虫
引っ込み思案
せっかち*
のんき*
負けず嫌い*
マイペース*
厳しい*
無神経、無責任など「不・無・非・未(ふむひみ)」が付くと「不無非未」の用法からもわかるように否定的に受け取られてしまいます。
Bグループには悪口ではなく、親しみを持って表現する性格を表す言葉もあります。人間関係の近い場合に使う場合もあります。両方に受け取ることが出来る言葉でしょう。*印をつけておきました。
悪口にならないようにするためのワンポイントアドバイス!
Bグループの*印の言葉を「近い関係の人」にだけ使ってください。そしてクッション言葉として「良い意味で使いますが」又は「良い意味で言いますが」と「はじめに」ひとこと付け加えてください。
いずれにせよ、知り合って間もない人に対してはBグループの言葉は使わない方が良いでしょう。
人の悪口であって、自分が言われていないとわかっていても、人の悪口を聞く人は良い気分はしないものです。
余談になりますが…
特に社内(部内)などで特に幹部や上司(例:社長や役員)の悪口を言って、自分の部下をまとめるという手法を使ってコミュニケーションをとる管理職もいるようです。部下にしたら「自分もいない時に悪口を言われているのではないか?」という社員の不安につながり、負の連鎖そのものです。社内(部内)コミュニケーションをとりたいのでしたら他の手法を使った方がモチベーションアップで良い結果が生まれそうです。
目標を定めて「〇〇月まで〇〇を達成させて、年末にはドーンと経費を使って何かレクリエーションをやろう!内容は皆で考えよう!会社へ経費交渉は自分がする!」と上司が言ったらどうでしょう?
上司は尊敬され、目標を達成、レクの内容を共に考えることで部内がまとまること、こちらの方がよっぽど健康的で生産性アップになることでしょう。
話は戻ります。
Bグループの人の性格を表す言葉にはできるだけ「やわらかな表現」で言い換えできるものもあります。
「私ならこのように言い換える」というのをご参考までにCグループとして記載します。
<Cグループ>
わがまま → 自由な人(自由人)
無神経 → 細かいことを気にしない
無責任 → 責任の所在は、いつも自分にはないと思っている
するい → 色んな意味で頭の良い人
暗い人 → しずかな人
しつこい → 粘り強い
出しゃばり → 自己主張がはっきりしている
意地が悪い(いじわる)→ 親切な人とは逆のことをする
愚痴が多い → 独自の理論を展開することが多い
泣き虫 → 涙腺が弱い
引っ込み思案 → 自己主張をあまりしない
言い換えをする言葉選びは人それぞれだと思いますので「やわらかな表現」で伝える方法を考えてみて下さい。
日本語・国語 性格を表す言葉を通して、相互理解が深まりますことを願っています。
書いた人:土肥原くに子
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