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日本の情報 異文化間理解 外国人新入社員の採用面接の際に注意すべきこと

異文化間理解教育、異世代間理解教育、異業種間理解教育を通して相互理解できる社会を目指す株式会社七海インターナショナルです。

本日も七海通信にアクセスして頂きましてありがとうございます。

 

今回の話題は、日本の情報 異文化間理解 外国人新入社員の面接の際に注意すべきことについてです。

 

労働力が足りない現代日本、外国人を積極的に採用したいという企業さんが多くなった時代のようです。

 

採用した後に「こんなはずじゃなかった」という企業様側の声を随分聴いてきました。

今回は外国人新入社員の採用面接の際に注意したほうが良いと思う内容を記します。

 

採用の方法はザックリ分けますと2つのパターンがあります。

A.海外から日本へ新入社員を採用する(オンライン面接も含む)

B.日本国内の教育機関を卒業後に新入社員として採用する

 

 

A.海外から日本へ新入社員を採用する場合は、現地に会社の幹部及び新入社員採用担当者が海外へ出向いて面接などを行うと思いますが(海外で大きな採用イベントのようなものが開催される)、最近は日本と海外を結んでのオンライン面接も多く行われるようになりましたが、その際のチェックポイント。

 

 

1.現地の教育機関では就職面接の為の特別授業を行います。採用試験で聞かれる会話を徹底的に学び実践します。教師が面接官になって面接会場への入室、着席など身のこなし方なども含めロールプレイングで学習します。

 

チェックポイントA-1

日本語能力検定試験と会話能力は別ものです。N3を持っていても…。特に海外で学んだ場合は、知識はN3レベルであっても、日本国内で学んだ場合と比べると、明らかに会話能力は違う(低い)と思ってください。

採用面接で質問される会話例は、しっかり自国で学習済みです。

 

会話能力を見る(測定する)のでしたら、採用面接時には出てこないようなフレーズを是非質問してみて下さい。ご担当が本当に疑問に感じているようなことで、できれば相手国のことが良いと思います。これは質問されている就職希望者によっても嬉しい話題です。相互理解には相手の国のことを知ることも大切なことでしょう。

 

例1)〇〇国の〇〇(有名な観光地)へ行ってみたいがどうやって行くのか?交通機関は何を使えばよいか?目的地まで何時間くらいかかるか?等

 

例2)〇〇国の〇〇は日本でも人気の食べ物だけどどのようにして作るのか?材料は何か?等

 

例3)〇〇国の民族衣装は素晴らしい!どんな時に着用するのか?年に何回位着用するのか?その衣装の値段はいくら位するのか?等

 

例4)〇〇国には〇〇という年中行事があるようだが、それはどういう行事なのか?その行事の時はどのようなことをするのか?行事で食べる特別な料理はあるのか?等

 

外国人の就職希望者は自分の持つ日本語能力を最大限に発揮して、流暢ではないかもしれませんが一生懸命に伝えてくれるでしょう。又は「わかりません」と一言でで終わってしまう場合もあるでしょう。

 

実際にあった話ですが、「その質問は採用試験の勉強で〇〇(教育機関名)は教えてくれませんでしたからわかりません」というような返答したという外国人もいました。異文化というのでしょうか?異世代というのでしょうか?

こちらの外国人は採用面接試験にパスしました。企業さん側から見れば「日本人にはないような背景があり自分の意見がはっきり言える」又は「理論的で事実関係がわかるように話し意味が理解できた」等と判断されたのだと想像しました。どのような返答でしたら採用か、不採用かは各企業様の基準で取り決めがあることでしょう。

 

来日して、研修して、自社へ入社してからの段階で「こんなはずじゃなかった。現地で行った面接では日本語が上手かった!その時はペラペラ話せた!」という話を企業の代表や採用担当者から耳にタコができるくらいお聞きしました。

 

先に「B.日本国内の教育機関を卒業後に新入社員として採用するケース」に触れましたが、同じN3であっても日本国内で学習した外国人は日本の文化や慣習も日本に住んでいたという経歴がありますので「大まか」には理解していると思います。加えて日常生活やアルバイトでも日本語を使いますので、当然海外から就職の為に来日する人とは異なります。

 

日本の各教育機関で学んだ人は日本語能力試験に関してはN2、N1程度は持っているでしょう。しかし前にも書きました通り、試験のレベル(日本語の知識がある)と会話能力とは別ものですのでお含みおきください。

 

採用面接試験対策の特別授業については、日本国内の教育機関で学んだ外国人も同じようにしっかり学習しています。

 

国内で学習したと言っても一般的なことです。

業種によっても異なり、企業さんによっても慣習等(独自の慣習)も異なりますから、これについては企業さん側で独自の新入社員研修が必要でしょう。

 

外国人採用企業さんの「こんなはずじゃなかった」の言葉が少しでも減ることを願っています。

 

また、このにほんあいブログを読んでくださっている日本にある企業への就職を希望する外国人の皆様へ伝えたいことは「日本で生活すること、日本で仕事をすること」には日本語の会話、日本の商習慣、日本の文化なども含めて事前に学習してから来日した方が早く日本になじめるでしょう。日本でより楽しく、充実した日々を過ごせますよう祈っています。

 

 

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